韓国の不動産手数料、ぼったくりも多いって聞くけど、どのくらいが相場なんだろう?
本記事では、仲介手数料の計算方法や、仲介手数料の上限について紹介します。
基本的に韓国留学や韓国ワーホリで住むワンルームでは、仲介手数料が3万円を超えることはないでしょう。
- 韓国不動産の仲介手数料の上限
- 仲介手数料の計算方法
- 仲介手数料シミュレーション
- 保証金1000万ウォン、家賃45万ウォンの場合の仲介手数料
- 保証金500万ウォン、家賃35万ウォンの場合の仲介手数料
- 法的仲介手数料以外に請求されるもの
韓国不動産の仲介手数料について
韓国の不動産仲介手数料には、建物の種類によって、法律で計算方法や上限が決められています。
仲介手数料でぼったくりに合わないように事前に知っておきましょう…!
パターン | 取引金額(거래금액) | 上限料率(상한요율) | 限度額(한도액) |
---|---|---|---|
① | 5000万ウォン未満 | 0.5% | 20万ウォン |
② | 5000万ウォン以上~1億ウォン未満 | 0.4% | 30万ウォン |
③ | 1億ウォン以上~6億ウォン未満 | 0.3% | なし |
④ | 6億ウォン以上~12億ウォン未満 | 0.4% | なし |
⑤ | 12億ウォン以上~15億ウォン未満 | 0.5% | なし |
⑥ | 15億ウォン以上~ | 0.6% | なし |
上の表は、画像の★マーク(住宅用の2段目)の欄を訳したものです。
今回は、韓国留学生や韓国ワーホリの多くの方が当てはまるであろう、下記の条件を仮定して説明していきます。
- 住宅用の建物
- 월세(ウォルセ)の場合のみ
仲介手数料の計算をする際には、取引金額と上限料率を使います。
限度額とは、不動産仲介手数料の上限額です。
韓国留学や韓国ワーホリで家を借りる方は、よっぽどのことがない限り、仲介手数料が30万ウォンを超えることはないと思います。
オフィステルの場合、上限料率等が違うため韓国語の表を参考にしてください。
【仲介手数料の計算方法】
この計算がとても大切なので、しっかり覚えておきましょう…!
【仲介手数料の計算方法】
仲介手数料=取引金額×上限料率
この計算をするために、まずは取引金額を計算する必要があります。
取引金額は、金額によって計算方法が2つあります。
取引金額の計算
取引金額=保証金+(家賃×100)
①取引金額が5000万ウォン以上の場合、そのまま適用(家賃×100で計算)
②取引金額が5000万ウォン未満の場合、下記計算で再計算(家賃×70で計算)
取引金額=保証金+(家賃×70)
取引金額の計算方法がややこしいですが、いくつか例を出して仲介手数料を算出してみましょう。
例1) 保証金1000万ウォン・家賃45万ウォンの場合
仲介手数料を計算する前に、取引金額を計算しましょう。
取引金額=保証金+(家賃×100)に当てはめると…
取引金額=10,000,000+(450,000×100)=55,000,000ウォン
取引金額は5000万ウォン以上なため、このまま適用します。
取引金額5000万ウォン以上~1億ウォン未満に該当するため、上の表のパターン②を参考に計算。
パターン②は、上限料率は0.4%です。
仲介手数料=取引金額×0.4%に当てはめると…
不動産仲介手数料=55,000,000ウォン×0.004=220,000ウォン
つまり、保証金1000万ウォンの家賃45万ウォンの場合、不動産仲介手数料は22万ウォンになります!
取引金額(パターン②)の手数料上限額は30万ウォンです。
例2) 保証金500万ウォン・家賃35万ウォンの場合
取引金額=保証金+(家賃×100)に当てはめると…
取引金額=5,000,000+(350,000×100)=40,000,000ウォン
取引金額は5000万ウォン未満なため、家賃×70の計算式で再計算が必要です。
取引金額=5,000,000+(350,000×70)=29,500,000ウォン
再計算後の取引金額が5000万ウォン未満に該当するため、上の表のパターン①を参考に計算。
パターン①は、上限料率は0.5%です。
仲介手数料=取引金額×0.5%に当てはめると…
不動産仲介手数料=29,500,000ウォン×0.005=147,500ウォン
つまり、保証金500万ウォンの家賃35万ウォンの場合、不動産仲介手数料は147,500ウォンになります!
取引金額(パターン①)の手数料上限額は20万ウォンです。
計算で算出した仲介手数料以外に払うものがある?
法的な計算での仲介手数料以外に、실비(実費)というものを請求される場合があります。
基本的に、실비(実費)を含めても、上の表の上限は超えてはいけないはずなので、もし上限額より超えていた場合は、内訳を教えてもらうようにしましょう。
私も契約書を見たら、仲介手数料の中に실비(実費)という項目で46,600ウォンが含まれた請求になっていました。
法的計算上の147,000ウォン+실비(実費)+付加税で合計20万ウォンを仲介手数料として請求されました。
実際は、不動産屋さんのご厚意で5万ウォン割引してくださり、15万ウォンをお支払いしました…!
韓国不動産で仲介手数料のぼったくりに遭わないための知識まとめ
計算式のまとめはこちらです。
基本的に、韓国留学生・ワーホリの方が一人暮らしする場合、仲介手数料が30万ウォンを超えることはないと思います。
無知で契約を進めてしまうと、かなり損をしてしまう可能性があります。
この記事が少しでも役に立っていれば嬉しいです。
韓国での家探し、契約や入居の流れが知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
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