韓国で念願の1人暮らし!
でも家探しってどうすればいいの?
韓国でワーホリ・留学をされる方へ、韓国で家探しをする方法を詳しく紹介します。
- 韓国で家を探す方法4つ メリット・デメリット
- 具体的な家探しの流れ(実体験をもとに)
- 不動産契約前にチェックするべきこと
- 韓国の不動産仲介料について
- 入居後にするべきこと
韓国では、不動産詐欺もあると聞いて、不安な方も多いと思いますが、ぼったくり・詐欺に合わないために事前にチェックするべきことを詳しくまとめました。
不動産契約前には、しっかり事前に知識をつけておくことが、トラブルに巻き込まれないための予防対策です。
韓国で家を探す方法4つ
韓国で家を探す時の方法を大きく4つ紹介します。
- アプリで探す
- 不動産に直接訪問する
- 知り合いに聞いたりTwitterで探す
- エージェントで契約する
①アプリで探す
韓国にも、日本のスーモやホームズのような家探し用のアプリがあります。
アプリで気になる物件を探し、不動産に連絡をして内見や契約等を進めていく流れになります。
韓国の家探しで代表的なアプリ3つ
- 다방
- 직방
- 피터팬의 좋은 방 구하기
私はアプリを使ってどの地域にするかを検討しました!
メリット
- 家の写真がざっくり分かる
- どこでも気軽に探せる
- 自分の希望する地域や金額に絞って探せる
デメリット
- 詐欺物件も多い
- 写真詐欺の場合が多い
- 結局不動産屋に出向く必要がある
アプリで家を探すときの注意点
アプリには、詐欺物件も多くあります。
安くてキレイな物件だと思って不動産に問い合わせして訪問したら、その物件はおとり物件で、後々、予算より高い物件を紹介され、高圧的に契約を急かされるということがあるそうです。
高圧的な態度を取られても、嫌なときは必ず断りましょう。
②不動産屋に直接訪問する
自分の住みたい地域付近の不動産屋に直接訪問して家を探す方法です。
私はこの方法で、家を見つけました!
不動産屋に訪問して伝えたこと
- 住みたいエリア
- 保証金の希望額
- 家賃の希望額
- その他のこだわりたい部分
(ベッド付きが良い・南向きの部屋が良いなど…)
同じ物件でも、不動産屋によって条件が違う場合もあるのでいくつか回ってみることをおすすめします。
メリット
- すぐに内見に行ける
- アプリに出ていない物件も紹介してもらえる
デメリット
- 韓国語ができないと難しいかも
(翻訳アプリで解決可能) - 韓国現地でしか探せない
(家を見つけるまではホテル生活等…)
詐欺物件や契約時に注意する点は、後半で紹介します。
③知り合いに聞いたりTwitterで探す
日本人の知り合いからの紹介や、Twitterで次の入居者を探している方を探すというパターンもあります。
私は留学時代、友人の紹介で家を見つけました!
家を探していることを周りに伝えておいたり、Twitterで情報収集していると以外と良い物件が見つかるかもしれません。
メリット
- 大家さんを直接紹介してもらえば仲介料不要
- 日本人が住んでいたという安心感
デメリット
- 自分の希望の地域の物件でない可能性も
- 入居のタイミングが合わなければ難しい
④エージェントで契約する
入国の前に自分の家を決めておきたい方、韓国語ができない方にはおすすめです。
メリット
- 日本語で問い合わせができる
- 日本にいながら事前に契約可能
- 自分の希望する地域や金額に絞って探せる
デメリット
- エージェント費用がかかる
【私の実体験】韓国での家探し~入居までの流れ
私は直接不動産屋に行って、家を探しました。
私の家探し
- 不動産屋:3件訪問
- 内見した数:約15件
- 探して契約するまでの期間:約1週間
- 保証金:500万ウォン、家賃(管理費込み):40万~45万ウォン希望
- ベッドや洗濯機等全て付属のフルオプション希望
おそらく私は内見した数が多い方だと思います。
最終的に、希望通りの保証金500万ウォン、家賃(管理費込み)45万ウォンの家に決めました。
家賃35万ウォン、管理費10万ウォン(インターネット費、水道費)のお家にしました☻
入居までの流れ ステップ4つ
入居するまでの実際の流れはこんな感じ。
不動産屋に行って、自分の希望を伝えて条件に合った家を紹介してもらいます。
大家さんと日程を調整して、入居日を確定します。
事前に1ヵ月分の家賃を送金。
不動産屋さん・大家さん・自分で契約の確認を行います。
ここで保証金の送金を行います。
送金はWiseというアプリがおすすめです。
不動産屋さんに仲介手数料を送金します。
仲介手数料の計算方法は後ほど紹介します。
詳しく紹介します。
STEP1.不動産屋に行く・内見
自分の住みたい地域付近の不動産屋さんに訪問しました。
相談した不動産屋さんは合計3つ。
1件目はあまり積極的に探してくれなかったので、すぐに違う不動産屋さんに行きました。
不動産屋は数軒回るのがおすすめ。人として安心できる人かどうかも重要視しました…!
合計15件ほど内見をしました。
希望の家が見つかったら入居日の確定
物件を数件比較し、1番気に入った物件に入居することを決めて不動産屋さんに連絡。
家の契約は大家さんと入居者が立ち会ってするため、入居希望日を伝え、大家さんの都合と調整後、入居日が確定します。
入居日が確定したら、契約前に1ヵ月分の家賃を大家さんの口座に振り込みます。
╲日本から韓国への送金がWiseがオススメ!╱
STEP3.入居日当日・契約
契約は入居日当日に、入居する家で進めました。
いくつか書類の確認と、保証金・家賃・管理費の確認をして、いつまでにどの口座に家賃を振り込むのか等の確認をします。
管理費にどんなものが含まれているのかきちんと確認しておきましょう。
私は、内見時に管理費に水道費も含まれていると聞いていたのに、その記載がなかったため、確認して、追記してもらいました。
契約をしたら保証金を送金します。
保証金の送金
保証金の額は大きいため、日本からの韓国へ海外送金が必要になります。
日本円で大金を持って行くのも危険ですし、日本から海外送金で送るのが1番安心できると思います。
海外送金は、手数料も安く送金スピードの速いWiseというアプリがおすすめです。
こちらのURLからアカウント登録すると、初回手数料が7,500円まで無料になります!
アカウント登録は10分程度。
送金当日に焦らないように事前に登録しておくことをおすすめします。
Wiseでの送金方法の詳細はコチラの記事を参考にしてください。
Wiseで保証金を送る場合、大家さんのメールアドレス・名前の英語表記が必要になります。
STEP4.不動産屋さんに仲介手数料を送金
家の契約が終わると、不動産屋さんに仲介手数料を払います。
不動産の仲介手数料は、法的に金額の上限が決められています。
これを知らなければ不当に高額請求されることがあるので、事前に仲介手数料の計算方法を知っておきましょう。
仲介手数料の具体的な計算方法はこちら↓
契約の際に私が支払った全ての費用(保証金・家賃1ヵ月分・仲介手数料)
韓国で1人暮らしの家(ワンルーム)を契約する上で、支払った全ての金額はこちらです。
- 保証金:500万ウォン
- 家賃1ヵ月分:45万ウォン
- 不動産仲介手数料:15万ウォン
不動産仲介手数料は、元々20万ウォンだったのですが、担当者の方のご厚意で5万ウォンを割引してくださりました…!
韓国で家探し:契約前に気をつけること・やるべきこと
韓国での家探しをして実際に入居する際には、保証金等で大きなお金が必要になります。
そのお金が詐欺やトラブルに巻き込まれて無くなってしまわないように、事前に確認しておくべき内容を紹介します。
確認事項1:契約前に”不動産登記簿(부동산등기부)”を見せてもらう
契約する前には必ず、”不動産登記簿(부동산등기부)”を不動産屋さんから見せてもらうようにしましょう。
不動産登記簿を見ながら確認する内容は大きく2つ。
- 物件が競売に掛けられていないか?
- その物件が信託(신탁)でないか?
もし見てもよく分からない場合は、直接不動産屋さんに質問してみましょう。
この2つの内容を詳しく紹介します。
①その物件が競売にかけられていないことを確認
競売に掛けられた物件の場合、住んでいる途中に物件が売れると強制的に追い出されてしまう可能性があります。
事前に競売に掛けられていないか確認しておきましょう。
②その物件が信託(신탁)でないか
信託(신탁)の確認が必要な理由は、その物件が信託の場合、入居契約を進める相手が大家さんではなく、その委託された会社になるからです。
信託とは、物件の持ち主が、入居契約等を全て別の会社に委託して管理しているということです。
信託の物件なのに、間違えて大家さんと直接契約してしまうと、その契約が無効となり、何かあったときに法的保護が受けられなかったりトラブルになったりする可能性が高くなります。
確認事項2:住宅賃貸借保護法(주택임대차보호법)の確認
韓国には、住宅賃貸借保護法(주택임대차보호법)というものがあり、物件主は、賃貸者保証保険に加入する必要があります。
簡単に説明すると、大家さんが破産し、入居後に物件が競売で売られてしまった場合でも、借金受取人よりも、優先して保証金を受け取れるというものです。
受け取れる保証金の上限範囲は各地域によって決められています。
【釜山広域市の場合】
保証金が8,500万ウォン以下の場合、保証金は上限2,500万ウォンまで返してもらえるそうです。
つまり、私は保証金が500万ウォンなので、もし物件が売られた場合でも保証金は500万ウォン全額戻ってきます!
また、この少額最優先返済権は、入居後に近くの住民センターに行って”確定日付(확정일자)”をもらう必要があります。
詳しくは「後半の契約後にすること」で紹介します。
確認事項3:ガスの手続きは忘れずに!
大家さんによりますが、ガスの手続きは自分でしなければならない場合があります。
事前に不動産屋さんに確認しておきましょう。
私は確認を忘れていて、入居後すぐにガスが使えませんでした…。
温かいお湯も出ないので1週間ほど銭湯に通いましたㅠㅠ
韓国で家探し:契約後に気をつけること・やるべきこと
契約後にやるべきことを紹介します。
住民センターへ行って転入申告・確定日付をもらう
引っ越しが終わったら、近くの住民センター行って、”自分がここに住んでいます”という申告をする必要があります。
また、先に紹介した、住宅賃貸借保護法(주택임대차보호법)の少額最優先返済権を得るには、住民センターで”確定日付”をもらう必要があります。
持って行くもの
- 家の契約書
- 外国人登録証
家の契約をして、外国人登録証がもらえたらすぐに住民センターに行きましょう。
在留届を出す
韓国に入国したら、在留届を出す必要があります。
外国に3ヶ月以上居住する場合は、在留届の提出は必須です。
もし韓国でなにか事故に巻き込まれた際の、安否確認等に使われるため必ず申請するようにしましょう。
申請はオンラインから可能です。
在留届の出し方はまた別記事で紹介します!
韓国での家探しを成功させて楽しい韓国生活を送りましょう!
韓国での家探し、あらかじめ知識を付けておくことが、詐欺やトラブルに巻き込まれないための対策になります。
今回書ききれなかった不動産手数料の計算方法等については、別記事にアップするので、参考にしてください☻
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