今回は海外転出届と住民税と国民年金に関して説明していきます!
韓国留学するにあたって、
海外転出届を出した方がいいのかな…。
年金払い続けた方がいいのかな…。
住民税っていつまで払うの?
そもそも海外転出届って何?
という方のお役に立てればと思います。
海外転出届を出すと出さないとでは韓国留学中に日本で払わなければいけないお金に10万円以上の差が出ます。
この記事では海外転出届を出したときの住民税と国民年金について詳しく説明します。
海外転出届と住民税
海外転出届を出すと住民税を支払う義務がなくなります。
住民税は前年度の収入によって納税額が決まります。
海外転出届って?
最初に海外転出届について説明します。
海外転出届とは留学や出向で1年以上日本を出る際に提出する書類です。
”住民票を抜く”という表現も使われます。
海外転出届を出すと税金や年金の支払い義務がなくなります。
海外転出届を出すと…
- 翌年の住民税の支払い義務がなくなる
- 年金の支払い義務がなくなる
- 国民保険が使えなくなる
- マイナンバーカード返納
海外転出届は出国の14日前から申請が可能です。
地域によっては留学期間が半年でも海外転出届を受理してくれる場合があるようです。自身の市役所に問い合わせてみましょう。
海外転出届を出すと住民税や国民年金の支払い義務がなくなるメリットもありますが国民保険が使えなくなる、マイナンバーカードを返納するデメリットもあります。
マイナンバーカードは海外転出届を提出時に預けて、裏面に返納の記載がされた状態で再び返却されました。
海外転出届を出すと住民税の支払い義務がなくなる
海外転出届を出すと次年度の住民税を支払うする義務がなくなります。
ここで重要なのは、支払い義務がなくなるのは次年度の分ということです。
海外転出届を出してもその翌年の5月までは住民税を払わなければなりません。
そもそも住民税って?
住民税は1月1日時点で住民票のある地域に支払う税金です。
納税額は前年の所得に基づいて算出され、6月~翌年5月にかけて支払います。
会社に勤めている方は基本的に給与天引き、退職すると自分で支払いをしなければなりません。
退職前に会社に依頼して給与から一括徴収してもらうことも可能です。
1月1日時点の住民票の有無で住民税の支払い義務が発生するため、1月1日時点で日本にいないのであれば海外転出届を出すと次年度の住民税を払わなくて済みます。
海外転出届を出して1年以内に帰国しても帰国日が1月1日を過ぎていれば次年度の住民税は請求されません。
海外転出届と年金
海外転出届を出すと年金を支払う義務がなくなります。
海外転出届を出さなかった場合、年間約20万円の国民年金を支払わなければなりません。
ただ、国民年金の納付延期の手続きをすれば留学後に納付することもできます。
海外転出届を出すと国民年金の支払い義務がなくなる
出典:厚生労働省HP 2019年6月時点
国民年金の支払い義務は第1号~3号被保険者に区分されます。第2号被保険者にあたる会社員や公務員は国民年金と厚生年金の納める2階建ての構成になっています。
社会人留学で会社を辞めて留学する方は、退職した段階で第2号被保険者から第1号被保険者になります。
会社に勤めている間は給与天引き、退職すると自分で支払いをする必要があります。
第1号被保険者になると2021年度は月16,610円を国民年金として納めなけばなりません。
海外転出届を出すと、第1号被保険者の区分からも外れるため、国民年金の支払い義務がなくなります。
海外転出届を出して国民年金の納付延期は出来る?
海外転出届を出すと、年金の納付延期はできません。
納付延期の権利があるのは第1号~3号被保険者までです。海外転出届を出すと、第1号~3号被保険者の区分に該当しなくなるため、納付の延期は不可能です。
国民年金の任意加入
国民年金には任意加入という制度があります。
住民税は節約したいから海外転出届は出すけど将来の受給する年金が減るのはいやだ!
という方は任意加入をしましょう。
任意加入する場合は月16,610円を払う必要があります(2021年度)。任意加入で年金を納めるにはきっちりその月に納付する必要があり、納付延期はできません。
海外にいる間は口座引き落としもしくは家族に代わりに支払ってもらうという方法で納付することができます。
私の場合
私は1年留学予定なので海外転出届は提出していきます。
年金に関しては任意加入はしません。
理由としては、あまり将来の年金を当てにしていないからです。
以前、老後の2,000万円問題がありましたよね。
政府もつみたてNISAやidecoの制度で将来のお金を自分で準備しましょうということを打ち出しています。
将来年金が減額される、もしくは受給年齢が引き上げられてまともに年金を受け取れない可能性を考えると、年20万円弱の出費は割に合わないと感じました。
年金として20万円弱を支払うなら帰国後につみたてNISAやidecoで運用していく方が良いという判断です。
将来の日本のことは分かりませんし、政治や経済に強いわけでもないので、参考程度にしていただけると嬉しいです☻
まとめ
1月1日時点で日本にいない方は海外転出届を出すことをオススメします。
半年の留学の方も市役所に確認し、可能であれば海外転出届を出してから行くのが良いと思います。
韓国留学となると留学先でかかる費用のことばかり考えがちですが、日本で支払わなければならないお金のこともしっかり考えておきましょう。
そして少しでも韓国を楽しむための費用に充てられるように日本で節約できる部分はなるべく節約しましょう♪
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